プリンタに興味が持てない人の為のプリンタコマンドまとめ
本当プリンタとかどうでもいい。
プリンタには興味がないけど、lpicの出題範囲だからとりあえず覚えておかなければならない。
そんな人向けのメモ。
本当、プリンタとかイミワカンナイ!*1
とりあえずコマンド
似たコマンドをまとめました。この部分がややこしさに拍車をかけている気がする。
ちなみに8コマンドあります。
機能で分けると、4種類くらいにまでまとめられます。
lpadminコマンド
プリンタの設定関連コマンド。
ちょっと表にしづらかったのでこういう書き方だけど許してヒヤシンス*2
lpadmin -p プリンタ名 オプション
-pで指定したプリンタ名に対して設定登録を行う。
▼プリンタ名の後ろのオプションに該当するもの
-E プリンタジョブの受付を許可し、プリンタを開始状態にする。
-v プリンタのURIを指定する。
-m PPDファイルをしているする。(/usr/share/cups/model以下のものを対象にする。)
-P PPDファイルを指定する。
lpadmin -d プリンタ名
-dで指定したプリンタ名のプリンタをデフォルトのプリンタにする。
lpadmin -x プリンタ名
-xで指定したデフォルトプリンタを削除する。
lprコマンド
プリンタの出力関係コマンド。
BSD系のシステムではこのコマンドを使う。
Systemv系では後述のlpコマンドが出力関係のコマンドとなっている。
lpr -P プリンタ名 ファイル名
指定したプリンタに出力する。
-Pオプションを使わない場合はデフォルトプリンタに出力される。
lpr -#num ファイル名
numで指定した部数を出力する。
lpr -o raw ファイル名
フィルタを通さずに出力する(フィルタってなんのことだっけ…)
lpr -l ファイル名 でも同じ動作をする。
lpコマンド
lprコマンドと同じことをする別コマンド。
システムの違いでコマンドが違う。
SystemV系ではlpコマンドを使用。
lp -d プリンタ名 ファイル名
lpr -P プリンタ名 と同じ動作。
lp -nX ファイル名
lpr -#num ファイル名 と同じ動作
lp -o raw ファイル名
lpr -o raw ファイル名 と同じ動作
lpqコマンド
プリントのキューを表示する。
lpq -P プリントキュー
指定したプリントキューのジョブを表示する。
何も指定しない場合はデフォルトのプリントキューのジョブを表示する。
lpq -a プリンタ名
全てのプリンタのプリントキューを表示。
lpcコマンド
これもプリントのキューの状態を表示する。
lpc status キュー名
指定したプリンタのプリントキューを表示する。
キュー名をallと指定するとすべて表示できる。
lpstatコマンド
さらにこれもプリントのキューの状態を確認する。
lpstat -a
プリントキューがacceptになっているかどうか確認できる。 つまり、プリントキューを受け付けるか受け付けないかを確認できる。
lpstat -p
プリントキューがenableになっているかどうか確認できる。 これはプリントキューは受け取るが、実際に印刷するかどうかの状態を決められる。
cupsdusableコマンド
指定したプリンタの出力を停止するコマンド。
オプションを付けると追加の処理を行える。
ちなみに開始するコマンドは、cupenable。
cupsdisable -c プリンタ名
指定したプリンタのキューをキャンセルする。
cupsdisable -r プリンタ名
プリンタを停止する際に、メッセージを表示する。
cupsrejuct
指定したプリンタへのキューの受付を拒否できる。
オプションを付けることで追加の処理を行うことができる。
ちなみに許可するコマンドはcupsaccept。
cupsreject -c プリンタ名
cupsdisable -cと同じ動作。
cupsrejuct -r プリンタ名
cupsdisable -r と同じ動作。
もうちょっとどうにかならないのか。
標準の印刷システムとして使われているのだからもうちょっとどうにかならないのかと思う。
同じまたは似ているコマンド名とその処理を一括にまとめるとか、
コマンドの種類を増やすのではなくてオプションで制御を変えるとか。
(オプションを増やすとrpmとかdpkg系のオプションの煩雑さが出てきそうだけども…)
なにはともあれまとめたから覚えやすい。覚えてしまえばわりと楽になるはず。
次回はX Window Systemについてまとめます。こっちも同じくらい興味が持てなくて覚えづらい…