X Window System 設定ファイル+その他編
設定ファイルとその他
コマンドに引き続き数が多い。
多い上にどうでも良い設定ファイルとかある。
何でこれlpicの試験範囲なのか…
文句を言っても仕方がないのでとにかく覚えましょ!
はじまりはじまり。
設定ファイル
xorg.conf
設定ファイル。
パスは/etc/X11。
しかし/etc, /usr/etc/X11, /usr/lib/X11に置いても読み込まれる。
設定できる項目は以下。
- ServerLayout : 全体のレイアウト
- Files : 使用するフォント
- InputDevice : 入力デバイスの指定
- Device : ドライバの指定
- Monitor : モニタの垂直水平主端数の設定
- Screen : 解像度、色深度の設定
xdm-configファイル
xdmの基本設定ファイルのパスをまとめているファイル。
ファイルパスは/etc/X11/xdm/xdm-config
Xresources
ログイン画面を設定するファイル。
ファイルパスは/etc/X11/xdm/Xresources
設定できる項目は
- 背景の設定*1
- フォントの指定
- 色の設定
- ログイン時のメッセージの指定
など。
Xsetup
ログイン後の背景を設定するファイル。
ファイルパスは/etc/X11/xdm/Xsetup
ログイン時ではなくログイン後である点に注意。
Xsession
ログイン後の起動プログラムを設定。
ファイルパスは/etc/X11/xdm/Xsession
gdm.conf
GNOMEディスプレイマネージャでログイン画面を設定するファイル。
ファイルパスは/etc/gdm/gdm.conf, /etc/X11/gdm/gdm.confなど。
kdmrc
KDEのログイン時のメッセージを記述しているファイル。
ファイルパスは/etc/kde/kdm/kdmrc, /etc/X11/xdm/kdmrc
その他
xfs
フォントサーバ。xorg.confに指定することでフォントを設定できる。
使用するtcpポートは7100番。
記述例は以下
UNIXソケットを使用する場合
FontPath "unix/:7100"
リモートホストを参照する場合
FontPath "tcp/HOSTNAME:7100"
emacspeak
Emacsに読み込んだテキストや電子メールを読み上げるためのプログラム。
スティッキー・キー
2つのキーの同時押しを補助する。
同時押しではなく順番に押すことで同時押しとみなす機能。
スロー・キー
指定した時間よりも長く押下しないと入寮されないようにする設定。
バウンス・キー
同じキーを素早く押下した場合、入力を無効とする設定。
環境変数
DISPLAY
X Window Systemのアプリケーションを表示するディスプレイを指定する。
クライアント側で指定。
書式は以下
DISPLAY=サーバ名:ディスプレイ番号:スクリーン番号
変更した後はexportコマンドでexportすること。
長いX Window System編おしまい
2記事分になるとは思わなかった…
でもとりあえずまとめたので、これだけ覚えておけば何とかなるでしょう。
そろそろ勉強メモじゃなくて別の記事書こうかなと思います。
*1:ログイン画面の背景とかもうほんとどうでもいい